
MoMA Design StoreとMVRDVの建築目当てでGYREに行ってきました。ちなみに実店舗を構える前は”MoMA Online Store Japan”だったオンライン店の名称が、”MoMAStore”に変更されましたね。ニューヨークにある3つの施設(ミュージアムの中のMoMAデザインアンドブックストア、MoMAのミュージアム向かい側のMoMAデザインストア、ソーホー地区スプリングストリートにあるMoMAデザインストア・ソーホー)につぐ米国以外、海外初のストアであり、週末の土日は(MoMAだけで)1万人を超えるお客さんが訪れるそうです。
まずはジャイルに入ると、ファサード(正面入口)脇には
Peter Marino(ピーター・マリーノ:米ヴィトン、米ディオール、米フェンディなど)が設計したCHANELと、BVLGARIショップ。そして、華道家・前野博紀による『渦』をテーマにした直線的なモニュメントが迎えてくれました。

(右)ブルガリのチョコ
ジャイルの建築設計をしたMVRDVの展覧会「PIECE BY PIECE, MVRDV」に足を運びます。図面や模型が丁寧に飾られていて、彼らの作品に触れられる素晴らしい内容でした。ジャイルの模型が製作過程ごとに展示され、どのようなアイデアで創られたかも垣間見ることができました。

(左)
ジャイルの模型と図面の表紙|MVRDVの各作品に飛びます

(左)
WOZOCO|オクラホマ (右)
Silodam|サイロダム

(左・右)ジャイルの模型
一応に全フロア・全店舗を見て来ましたが、マルタン・マルジェラの入口以外の壁も全部ドア(扉)で造られてたり、ブルガリ・イル・カフェの”浮いた”チョコレートのディスプレイなどが、特にユニークだと思いました。

さて、
Richard Gluckman(リチャード・グラックマン:
森アーツセンター、
ヘルムートラング青山など)が店舗設計(インテリアデザイン)をしたMoMAストア。他店舗と比べても、MoMAだけがすごい人の数で賑わっていました。ありとあらゆるデザイングッズが取り揃えてあって、また、ヌーカの時計を初めて目で見ることができました。
NOOKA@
MoMA|
NOOKA collection@
NUTS
実物はめちゃくちゃカッコイイですね★ラバーシリーズはもっとキッチュ(おもちゃっぽい)な感じなのかなと思っていましたが、ずっしりしていて原色カラーとは裏腹に、落ち着いた雰囲気で、ますます欲しくなりました。それと、ランチョンマットとコースターが素敵でした★

(左)
スタッキングコースター (右)
プレースマット(ランチョンマット)
終わりに、ジャイル建築を裏の方までぐるっとひと回りしました。設計コンセプトは『渦』ということですが、”箱”(=各店舗)を重ねたって感じでしょうか?安直な考えでは施設内も回遊性のある渦をイメージしてましたが、直線的な動線であり、渦はあまり感じられません。箱を繋げることで有効スペース(店舗)を確保し、外から見ればそのカタチがはっきり分かる、逆に言えば知らぬ間に渦の中に入っている、そんな印象です(←伝わりづらくてすみません)。
【MoMAストアディレクターの興味深い記事】
戦略的に、ストアにはオンラインよりも単価の低いものを多く揃えているという。
「レジの前に小物いっぱいおいてるんですけど、あれがめちゃめちゃ売れるんですよ。ニューヨークのお店でもそうなんです。あの小物たちが全体の売り上げの10%超えるらしいんですよ、単価はだいたい3〜5ドル程度。日本でも、まだオープンして間もないですけど、売れすじベスト100とかレポートだすと、ほとんどあそこから。」
オンラインをはじめていたからから初のストア、海外進出の場も日本がやりやすかったのか?
「オンラインやってたからっていうのは大きいですね。ヨーロッパとかからも引き合いとかは相当あったみたいです。まぁオンラインやるときも、話が通りやすかったのは‥ニューヨークのMoMA自体も(美術館もサイトも)日本人がすごく多いんですよ。アメリカ人の次に日本人が多い。次にカナダ人、くらいで。‥というところで日本人には人気あるし、過去MoMA展を何度か六本木とか上野なんかでやってたり。日本とのかかわりが深かったというのもありますね。
「ちょうど僕らはオンライン立ち上げたときは、ニューヨークのMoMAの美術館がリニューアルオープンするときだったんです。その建築家が谷口吉生さんという日本人だっていうのもあったり。その美術館のリオープンというのはニューヨークのMoMAにとってもビックプロジェクトだったんで‥」
75周年を記念したリオープンには8億5800万ドルという巨費が投じられたまさに超ビッグプロジェクト。新しいMoMAの設計者として白羽の矢が立ったのは、日本人建築家の谷口吉生(タニグチヨシオ)氏は、葛西臨海水族館や東京国立博物館法隆寺宝物館などの作品で知られている。
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GYRE|ジャイル表参道
MoMA|オンラインストア
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